はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

少女漫画

自分の居場所

「はみだしっ子」を読んでいて、ここに登場する少年たちの辛さは、どこにも自分の居場所がないということだろうなと思います。 でも、ストーリーが進んでいくと、それぞれに自分の居心地のいい場所、そして、いてもいい場所を見つけていく様子も描かれていき…

はみだしっ子を読みたい

三原順さんが描かれた、「はみだしっ子」という漫画があります。 この漫画が読みたくなり、購入しました。パラパラと読みながら、長い年月の中で、記憶の底に埋もれていましたが、少しずつ思い出してきました。 言葉の一つ一つをじっくりと味わって大事に読…

主人公はモテるもの!

池田理代子先生の「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」は、フランス革命、ロシア革命など、激動の時代を描きつつ、作品の中には、恋愛要素が満載で、そのことも作品の魅力になっています。 主人公たちが、どれほどモテるかおさらいしてみます。 「ベ…

トーマの心臓プレミアム版

本屋さんに行くたびに、手に取り、欲しいけど、高いなぁと思い、買うのを何度かためらっていましたが、ついに、購入しました。 「トーマの心臓」と「訪問者」「湖畔にて エーリク14と半分の年の夏」が収録されています。 「湖畔にて」は読んだことないです。…

連載開始の顛末(トーマの心臓)

萩尾望都先生の自叙伝「一度きりの大泉の話」から、再び記事にします。 萩尾望都先生は月刊誌の「別冊少女コミック」に描いていましたが、「週刊少女コミック」に描いてくれという話が来たそうです。 編集部で会うと、担当飯田さんが「ベルサイユのばら」の…

御殿飾りのお雛様

私の昭和時代の、実家のお雛様は、この写真のような感じでした。 この写真はネットで探しました。 段飾りなのですが、段の上のほうに、宮中の御殿のようなものがあって、その中に、お雛様が飾ってありました。 そして、この写真と同じように、下の方には、大…

七つの黄金郷(エルドラド)ネームから

未完の傑作である、本作品は最終巻にマンガのネームだけが、30頁掲載されています。 この作品の続きが描かれることは、ほぼないと言われていますが、このネームが、先のストーリーを考える上で、とても意味深いことが書いてありますので、今回取り上げてみた…

少年が描かれた少女マンガ

萩尾望都先生の「トーマの心臓」は少年を描き、少年同士の愛の姿を描きながらも、少年愛ではない、萩尾望都先生は自叙伝の中で、「愛以前の混沌とした人間関係の話」と書いています。 萩尾望都先生は、「私は少年愛はよくわからないままです」と書いています…

少年愛の世界

私は10代の頃、少年愛の世界に惹かれて、小説やマンガ、映画も観ていました。 森鴎外の娘、森茉莉さんが書いた小説、「恋人たちの森」「枯葉の寝床」などの短編小説は、男同士の耽美的で頽廃的な愛の世界を描いている作品です。 当時、高校生だった私は、…

「一度きりの大泉の話」から

この本は、萩尾望都先生の自叙伝です。今では、その才能は誰しもが認めるところだとは思いますが、マンガ家になった当時のこと、心に封印していたことが書かれてあります。 私が大好きな「トーマの心臓」も連載第一回めで、打ち切りを告げられたことも書かれ…

三原順さん、はみだしっ子

この作品を急に思いだしました。 読んだのが、10代の前半で、小学生か中学生ぐらいでした。ストーリーが分からなかったわけではないのですが、作者の伝えたかったメッセージを理解できたのかどうか、その年代には、難解な作品でした。 でも、大人になった…

マンガのネームをみて

傑作の予感がする、山本鈴美香先生の「七つの黄金郷(エルドラド)」 でも、多分このまま未完の可能性がとても高いです。 物語全体からすると、すでに描かれた部分も、多分まだ序盤のような印象です。主要登場人物は出揃いましたが、エルドラドの謎解きとか、…

昔の少女漫画

ここ、半年ほどの間に、急に昔の少女漫画が読みたくなり、ネットで購入しています。池田理代子先生の「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」 そして萩尾望都先生の「ポーの一族」「トーマの心臓」「11月のギムナジウム」 木原敏江先生の「ユンタームア…

七つの黄金郷(エルドラド)

「エースをねらえ」で有名な、山本鈴美香先生の作品です。大好きな作品だったことを思い出して、最近購入しました。 古い本でも、映画でも、ネットで読んだり、観たり、また、購入できる現代のネット社会を本当にありがたく思う瞬間です。昭和時代はこうはい…

さくらももこさん

2018年に亡くなられたマンガ家のさくらももこさん、もう4年もたつのだなと思います。訃報のニュースはとてもショックでした。 同世代ということもあり、ちびまる子ちゃんが、大ブレイクする前からのファンだったこともあり、大切な友人を亡くしたような気持…

当時の週刊マーガレット

ベルサイユのばらの連載当時、途中から、山本鈴美香先生の描く「エースをねらえ」の連載が始まりました。 「エースをねらえ」も大人気マンガで、アニメ化もされましたし、テニスが女子のあいだでは大人気、学校の部活動もテニス部は人気だったのではないでし…