はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

NHK歴史探偵 マリーアントワネット

昨日、NHKで放映されていました。

マリーアントワネットの生涯が、分かりやすく取り上げられていました。

ベルサイユ宮殿のガラスの回廊、アントワネットの寝室の映像。本当に美しい宮殿です。

でも、フランス宮廷での暮らしは、様々な儀式に縛られ、プライバシーの全くない生活だったようです。

毎朝のお着替えも公開、出産の公開の話し、驚きました。

羽飾りやレースなど、煌びやかな衣装を着ているイメージですが、それもフランスの広告塔としての役割があったようです。

アントワネットの本当の好みはもっとシンプルな現代の洋服でも通じるような、色合い、デザインのものを好んでいたようです。

アントワネットは、宮廷での儀式に縛られた生活より、プチトリアノン宮殿での暮らしを愛し、限られた貴族しか訪れることができなくなります。

そこで、子供たちを自分の手で育て、広大なベルサイユ宮殿に、緑豊かな自然や動物たちを飼育する場所を作ったりしています。

現代の感覚では、普通に人間らしい暮らしがしたかっただけだったと感じました。

でも、王妃の立場で、当時の王室の中で、それをやってのけたことが、ある意味チャレンジャーだし、強い人、でも、そのために、多くの人に憎まれてしまったようです。

ルイ16世は、肖像画では、ベルサイユのばらルイ16世より痩せています。性格は温和、残酷なことが嫌いな王だったようです。ベルサイユのばらに描かれた王様と同じように、家族を愛し、アントワネットにも優しい王様だったようです。

革命勃発後、処刑までの裁判のことも取り上げられていました。

国家財政を破綻させた罪、実際には、軍事費などの方が、国の財政を破綻させていますが、処刑ありきの裁判だったようです。原作でも最後の力を振り絞って戦う、アントワネットの姿が描かれていましたね。

そして死刑判決がくだり、公開処刑されます。処刑も当時の民衆たちにとっては、見せ物というのか、娯楽のような感覚だったのですね。

そんななか、最後まで、女王としての威厳を失わなかったアントワネットの姿は立派です。

ベルサイユのばらで、アントワネットが、ギロチンにかけられるページもテレビの中で放映されていました。