国民議会が開かれますが、もとの三部会に戻って、議論するようにとの国王陛下の言葉を無視して、平民議員たちは会議場に留まっています。
オスカルは、上官のブイエ将軍から、平民議員を武力で、追い出すように命令を受けますがそれを退けます。そのため謀反人として逮捕されます。
近衛兵に同じ命令が下り、会議場に向かっていることを知らされたオスカルは、拘束を振りほどき、それを阻止するために、馬を走らせます。
そこで、ジェローデルと対面します。
ジェローデルは、近衛兵を率いて、会議場に向かうところでした。
オスカルは、さあ撃てと言います。武器も持たない平民議員に手をだすというのなら、わたしの屍をこえていけ、わたしの血で紅にそまっていけ、撃てと言います。
このシーンのオスカルの凛々しさは、勿論とても素敵なのですが、それに応える、ジェローデルも本当にとても素敵です。
剣をおおさめください、あなたのまえで、どうして、武器ももたぬ者に、武力をくわえる卑怯者になれるでしょうか。彼らが武器をとる日まで、その日まで待ちましょう、そして退却していきます。
その時に、ジェローデルが、オスカルを想うモノローグです。
「あ・・あ、きみは知りたまわずや、御身が血に、御身が血に紅くそまらんよりは、よし、むほんにんとなりて、断頭台にたたん、わがシルフィード」
あなたは知っているだろうか、いや知らないだろう。私の愛するあなたが、銃弾に撃たれて紅く血に染まるくらいなら、私が謀反人となって断頭台に立とう、わたしの愛する人
という恋のうたです。(多分( ; ; ))
ジェローデルは、その後、謀反人として捕えられ、官位を剥奪され、営倉に入れられることになったとエピソード編にはありました。そのために、わたしは生き長らえてしまったと語っています。