はるのゆめ

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オスカルの部下たち

オスカルは、近衛隊とフランス衛兵隊のどちらの隊でも隊長をしていました。どんな部下がいたのでしょうか。

近衛隊時代の部下といえば、最も印象的なのは、ジェローデル少佐、オスカルの副官でした。そして、最初からオスカルを女性として見ていました。のちにオスカルに求婚しますが、断られています。

そして、ニコラス・ド・ラ・モット、ジャンヌの夫で、首飾り事件にも加担します。でも、この人は小悪党の雰囲気、ジャンヌの方がはるかに悪女です。多分ジャンヌに出会っていなかったら、ここまでの悪事はしなかったかもしれませんね。

そして、フランス衛兵隊時代の部下には、オスカルの副官、ダグー大佐がいます。まっとうな常識人で、型破りな(?)隊長のオスカルを、よく補佐していたと思います。決して、大きく道を外れることはしません。私の周りにもいそうな常識人です。

それから、第一班の班長、アラン・ド・ソワソン、貴族、士官学校仕込みの剣の腕前は、フランス衛兵隊一です。何かと、オスカルに反発していましたが、次第に隊長を心から敬愛するようになり、オスカルの死後もずっと隊長を想い続けます。

ピエール・ユラン伍長、戦闘中オスカルが戦線を離れる時に、代わりに指揮をしました。実在した人物で、バスティーユ襲撃の際に民衆側につき、活躍した人物です。池田理代子先生が、オスカルというキャラクターを生みだす際の、モデルとなった人物です。

そして、フランソワ・アルマン、そばかすがあります。心優しい青年です。支給された剣を売り、そのお金で、弟に靴を買ってあげます。また、支給された食事を食べずに、面会にきた家族に渡していたため、自身は栄養失調になってしまいます。テュルリー宮広場の戦闘で命を落とします。

ジャン・シニエ、やや、吃音の隊士です。剣を売ったために、父親を医者にみせることができたと話していました。テュルリー宮広場の戦闘で命を落とします。

ピエール・モーロワディアンヌが結婚が決まった時に、がっかりしていましたが、まだ、美人の隊長がいるもんねと言って、愛が有れば年の差なんてと言って、アランに怒られます。

ラサール・ドレッセル、剣を売ったために、母親に1週間の温かいスープとパンを食べさせてあげることが出来た青年でした。ラサールも戦闘で命を落としました。

近衛隊に比べたら、貧しい者が多いし、平民が多いフランス衛兵隊です。

なかなか個性派揃いですね。今回はオスカルの部下たちを紹介しました。