はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

ストラデイヴァリの行方

ストラデイヴァリ、元々は、アレクセイの兄ドミートリィのバイオリンです。兄が逮捕され、アルラウネと共にドイツに逃亡する時に、アレクセイは、ドミートリィのバイオリンを持っています。

そして、ドイツの音楽学校時代、クラウスはそのバイオリンをずっと使用していました。

そしてドイツからロシアに戻るとき、馬で追いかけてくるユリウスのために、列車に乗っているクラウスは、下の川に飛びおりますが、その時、その大事なバイオリンを列車に置いていきます。

そして、その後、バイオリンは、ダーヴィトが、古道具屋で見つけ、ユリウスに渡します。母を亡くし、悲しみにくれるユリウスには、クラウスのバイオリンは、大きな慰めになりました。そして、ユリウスは、そのバイオリンをロシアに行くときに持っていきます。

しかし、民衆の暴動に市街地で巻き込まれた、ユリウスは流れ弾にあたり、気を失い、その時にバイオリンを失くしてしまいます。そして、その後、バイオリンは、アナスタシアの手に渡ります。

アナスタシアは、バイオリニストです。そして、愛するアレクセイのバイオリンであることが分かっています。ストラディヴァリは、アナスタシアによって、再び音楽を奏でるようになりました。

アナスタシアは、ウィーンに行き、イザークと共に演奏会にでます。しかし、実は革命家として、活動をしています。

そして、アナスタシアの代わりに、ロベルタが逮捕されますが、自分が本当はロシアの反政府運動の協力者であることを名乗りでます。

その時にバイオリンをイザークに渡しています。

ドミートリィもアレクセイも、バイオリンの天才的才能があったと作品の中では描かれています。

名器として名高いストラディヴァリは、どのような音色を響かせたのでしょうか。イザークのピアノだけではなく、アレクセイのバイオリンの音色も聴いてみたいです。

今は、イザークの手元にあるストラデイヴァリ、誰かふさわしい人に弾いて欲しい気もします。

作中では、あとバイオリンを弾く人は、ダーヴィトが思い出されます。

そういえば、「ベルサイユのばら」ではオスカルがバイオリンを弾いていました。

よく、アンドレに聴かせていましたね。