はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

娘の受験の思い出

試験当日も大変なのかもしれませんが、そこに至る受験勉強の期間というのも、大変な期間です。

私も何十年も前ですが、高校受験、大学受験を経験しました。

勉強が好きではなかったです。やりたいことがたくさんあるし、勉強をやらなければならないのは、頭では分かっていますが、勉強するのが苦手でした。

でも、夫はそういう性格ではなかったようです。やると決めたら、やる人で集中力があります。

そういう資質は、次女に受け継がれました。大学進学の時、そのように感じました。自分の能力を見極め、そして、それに向けて努力すると決めたら、決してぶれない人なのです。

高校2年生の終わり、漠然と某難関国立大学に行ってくれたらと、親は考えていましたが、娘はきっぱりと、国立は無理だから、私立に行かせて欲しい、そして、予備校に行かせて欲しいと言い出しました。 

中学生時代は、塾に行きたがらなかった娘が、そう決めたのは、かなり危機感を持ったからだと思いました。

予備校も、昔の予備校とは違いました。サテライン授業といって、映像をみて、勉強するのです。今から、7年くらい前の話しですが、今もそうでしょうか。

私などは昭和時代の人間なので、それで勉強になるのだろうかと思ったのです。

でも、娘が言うには、自分のペースで、勉強が出来る、そして、分からなかったら、何回も見直すことが出来るから、いいと思うと言ってました。

家だと勉強出来ないからと言って、学校帰りに予備校に行き、遅くまで予備校で勉強して、家では寝るだけの生活でした。

駅から家までの帰り道が、暗いところがあり、人通りもないため、一度痴漢被害にあいそうになったことがありました。

実害はなかったのですが、後ろから抱きつかれたそうです。この時の娘は度胸があります。大声で暴言を吐いたら逃げて行ったそうです。私なら怖くて、声を出せなかったかもしれません。

何もなかったことに安堵し、そして、腹立たしく思いました。毎日遅い時間に帰るので、目をつけられたのでしょうか。それからは毎日車で駅まで迎えに行きました。そのくらいしか、してあげられることはなかったです。

でも、娘は本当に黙々と、コツコツと勉強を続け、無事に第一希望の大学に合格しました。

受験に向けて頑張っている皆さん、そして、コロナ禍で以前より、いろいろと気を使うことが多い、ご家族のご苦労も大変だとは思いますが、あと少しなので、最後まで気を抜かずに、ゴールを目指して頑張って欲しいと思います。