はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

ユリウスのドレス姿

ユリウスがドレスを着ていたのは、妊娠中、ミハイロフ邸にいたときと、ミハイロフ邸が、民衆に襲撃されたときに、ロストフスキーによって、救い出され、匿われていた時だけです。

ロシアに行き、もう男の子の振りをする必要がなくなったはずなのに、ユリウスは、ずっと男装をしていましたし、一人称も、ずっと「僕」でした。そして、レーゲンスブルクに戻ってからも、それは同じです。

だから、妊娠中のごく限られた時期しか、ユリウスはドレスは着ていないのです。

ユリウスは、アレクセイに、「こんな窮屈なもの着せられて、走れやしない、はやくぼくを連れて帰ってよ」と言っていました。そして、アレクセイは、そんなユリウスの姿を見て「似合うぜ」と言っています。

本当に数少ない、二人の幸せなシーンの一つです。

もうすぐ、母になろうとしていたユリウス、きっと、アレクセイの子どもが生まれていたら、優しく、強い母として、生きていったと思います。そんなユリウスの姿を見たかったと思います。

そういえば、1部で、「ニーベルンゲンの歌」をカーニバルで2回演じましたが、ユリウスは、クリームヒルトの役を演じ、その時は2回ドレスを着ています。その時のユリウスは、とても美しかったです。