はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

オルフェウスの窓

主人公はモテるもの!

池田理代子先生の「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」は、フランス革命、ロシア革命など、激動の時代を描きつつ、作品の中には、恋愛要素が満載で、そのことも作品の魅力になっています。 主人公たちが、どれほどモテるかおさらいしてみます。 「ベ…

注目記事とアクセス数

記事を投稿したあと、アクセス数がどうなっているのか、時々チェックします。このような感じで、日により多い日、少ない日があります。 そして、自分自身の投稿した記事の、注目記事ランキングも時折見ます。 比較的、最近の記事がランキングに入るのは、分…

海外旅行の思い出

今週のお題「行きたい国・行った国」 海外旅行には何回か行っています。 20代の頃には、ヨーロッパに行きました。友人と二人旅で、オーストリアのウイーンでクラッシックコンサートを聴きました。 イタリアは、ローマ、フィレンツェ、ベニスに行きました。…

アデール夫人の愛の姿

レオニード・ユスーポフ候の妻です。皇帝陛下の姪にあたる人です。 当初、夫婦関係はうまくいっているようには見えませんでした。 気位が高く、わがままな女性である、アデール夫人と、仕事優先のレオニードは、形だけの夫婦関係に見えました。もともとが、…

レナーテ夫人の後悔

ユリウスの母、レナーテ夫人は外見も美しく、心優しい人です。 ユリウスを財産目当てで、男の子として育てたということが、どうもしっくりきません。そんなことするような人ではないからです。 ユリウスが殺人を犯してしまったのも、その秘密を知っている医…

ユリウスの記憶障害

ユリウスの記憶障害は、心が耐えきれないような、悲しみや辛さに襲われた時に、自己を防衛する手段として、おきているようです。 1部のレーゲンスブルク編でも、すでに、その兆候が見られます。最愛の母レナーテ夫人が亡くなったあと、悲しみからなかなか立…

ストラデイヴァリの行方

ストラデイヴァリ、元々は、アレクセイの兄ドミートリィのバイオリンです。兄が逮捕され、アルラウネと共にドイツに逃亡する時に、アレクセイは、ドミートリィのバイオリンを持っています。 そして、ドイツの音楽学校時代、クラウスはそのバイオリンをずっと…

ユリウスのドレス姿

ユリウスがドレスを着ていたのは、妊娠中、ミハイロフ邸にいたときと、ミハイロフ邸が、民衆に襲撃されたときに、ロストフスキーによって、救い出され、匿われていた時だけです。 ロシアに行き、もう男の子の振りをする必要がなくなったはずなのに、ユリウス…

アレクセイの少年時代

「オルフェウスの窓」には、多くの登場人物がいますが、これだけ、きちんとした少年時代が描かれているのは、アレクセイだけです。 少年時代が描かれたのは、兄ドミートリィとの絆の深さ、そして、アレクセイが、なぜ革命家として生きていくことになるのかを…

アナスタシアの生き方

愛に生き、愛に殉ずる忘れられない登場人物であるアナスタシア アレクセイの幼なじみです。アレクセイの少年時代のエピソードで、二人の出会いが描かれています。最初の出会いからアナスタシアはアレクセイに惹かれているようです。 そして、数年がたち、ア…

美しく強いアルラウネ

アルラウネは、「オルフェウスの窓」の中で、最も美しい人だと私は思います。ユリウスも、アルラウネに初めて会ったときに、今まで会った誰よりもきれいだと思います。 元々はアレクセイの兄、ドミートリィの婚約者でした。アレクセイの初恋の女性です。 ド…

オル窓における不倫の恋

「オルフェウスの窓」ウィーン編では、不倫の恋が描かれています。 マルヴィーダとモーリッツ、そして、ラインハルトとその義母フローラの不倫の恋です。 モーリッツは、2部では相当キャラクターが変わった一人です。 すっかり、大人の男性になったモーリッ…

レオニード・ユスーポフ侯

「オルフェウスの窓」の3部に登場し、圧倒的な存在感で、アレクセイと共に人気のある登場人物だと思います。 最初はあまり好感が持てなかったです。冷たく感じられ、ユリウスの手を靴で踏みつけたりするところとか、嫌だなと思っていました。 でも、頭脳明…

今年新たに始めたこと

今週のお題「ビフォーアフター」 今年新たに始めたことは、このはてなブログです。9月9日が最初の記事の投稿でした。 ブログを始めたきっかけは、久しぶりに池田理代子先生の「ベルサイユのばら」を読んだことです。 久しぶりに読んだ「ベルサイユのばら」…

キャラクターの変化について

「オルフェウスの窓」は、4部構成です。四つの作品集と言ってもいいくらい、それぞれが趣きの異なる作品です。 「オルフェウスの窓」の第1部は、とても面白い作品です。読者を作品の中にぐいぐいと引き込んでいく、ストーリーの面白さ、そして、魅力的な登…

ユリウスの深い心の闇

「オルフェウスの窓」1部でクラウスやユリウス、イザーク、そしてほかの生徒たちも参加して、雪合戦をするシーンがあります。 誰かが、雪玉の中に石を入れて投げたため、その雪玉が当たり、イザークは額に怪我をし、血を流します。 私は、ここのシーンは、…

カタリーナの愛

カタリーナは、イザークのレーゲンスブルク時代のピアノの教え子です。イザークを想い続ける女性です。そして、生活に困窮するイザークとフリデリーケを、助けるため、結婚することを申し出ますが、イザークは断ります。 カタリーナはとても愛情深く、優しい…

フリデリーケとゲルトルート

「オルフェウスの窓」の1部に登場する二人の女性について、記事にします。 フリデリーケはイザークの妹です。でも、養女なのでイザークとは血の繋がりはないのですが、イザークは本当の兄妹だと思っています。 フリデリーケは、兄のイザークに恋をしていま…

イザークと伝説の恋

オルフェウスの窓で、イザークとユリウスは最初に出会います。イザークはユリウスに長い間、片想いをしていましたが、二人は恋人同士にはなりませんでした。 オルフェウスの窓の伝説は、出会った二人は必ず恋に落ちる、そしてその恋は必ず悲恋に終わるという…

ユリウスの幸せ

「オルフェウスの窓」の主人公の一人であるユリウス、幸せになって欲しいと、ずっと願ってきた登場人物です。 決して、幸せな最期は描かれていませんが、でも、ユリウスは本当に幸せではなかったのでしょうか。幸せな時もあったのではないかと思い、今回はそ…

イザークの妻、ロベルタ

連載当時「オルフェウスの窓」を読んだ時には、登場人物のロベルタがあまり好きではなかったです。 そもそも、生活のために、イザークが酒場のピアノ弾きをすることが嫌でした。ユリウスが心配していたように、イザークはタッチが荒れて、本来持っていたピア…

「皇帝」とフグ料理

先日、楽しみにしていたベートーヴェンの「皇帝」と「運命」が演奏されるコンサートに行ってきました。 ベートーヴェンの「皇帝」は「オルフェウスの窓」の作品中、イザークによる演奏が2回描かれています。どちらも、物語の中で重要かつ感動的なシーンでし…

髪の色について

今回は、池田理代子先生の「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」の登場人物の髪の色について記事にします。 オスカルはブロンドの髪です。アランの妹ディアンヌが、死の前日まで憧れ、ほめていたとかかれています。 そして、アンドレも、ブロンドの髪…

オスカルの死の描かれ方

50年前に連載されていた「ベルサイユのばら」の、オスカルとアンドレが亡くなる場面は、その当時連載で読んでいる読者に、かなり配慮して、死を描いたのではないかと思います。 それは、エピソード編に描かれていた、印象の全く違うオスカルの死に方を見た…

昔の少女漫画

ここ、半年ほどの間に、急に昔の少女漫画が読みたくなり、ネットで購入しています。池田理代子先生の「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」 そして萩尾望都先生の「ポーの一族」「トーマの心臓」「11月のギムナジウム」 木原敏江先生の「ユンタームア…

3人を結ぶイザークの皇帝

来月地元の管弦楽団の定期演奏会があり、そこで、演奏されるのが、ベートーヴェンの皇帝と運命ですごく行くのを楽しみにしています。 それはさておき、今回はオルフェウスの窓のことを書きます。 以前、15歳のイザークが、公園でベートーベンの皇帝を弾いた…

ユリウスについて

1部では辛いことがあっても、主体的に生きていたユリウスですが、3部のロシア編では、どちらかというと、運命に翻弄される人物として描かれています。主体的に生きる姿があまり描かれていません。 女性の生き方を描いているという視点からも、池田理代子先…

オル窓における死に様 1部編

登場人物がとても多いオルフェウスの窓、主役から、準主役、脇役まで考えるとかなりの人数の死に様が描かれています。 数年前、大ヒットし、今でもアニメ化されている「鬼滅の刃」この漫画も、すごく好きですが、かなりの人が亡くなります。でも、ラストはハ…

イザークの弾く皇帝

公園で15歳のイザークが、オーケストラとベートーヴェンの皇帝を弾くシーンがあります。いろいろな妨害があり、その場所で演奏することになるのですが、作品の中から、実際に音楽が聴こえてくるような、感動的なシーンでした。 私は最初の頃の髪の毛が短いイ…

オルフェウスの窓

「ベルサイユのばら」ほどは有名ではないかもしれませんが、名作であることは間違いありません。 最初は、週刊マーガレットに掲載されていましたが、途中から月刊セブンティーンに掲載紙が変更になりました。内容が、少女マンガというより、もう少し大人向け…