はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

ドラマ サイレント

観てない人にはネタバレあります。

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娘が勧めてくれたドラマで、お正月休みにFODで観始めて、最終話まで観終わりました。

結末は、大体予想通りでした。娘が韓国ドラマの「冬のソナタ」を思い出したと言ってましたが、湊斗くんとサンヒョクでは、キャラクターが違いすぎる気がします。

設定が少し似ているのは、紬ちゃんと想くんが高校時代につきあっていたこと、そして、久しぶりに再会し、再び好きになるところでしょうか。

これが冬のソナタなら、もう少し、ドロドロするところですが、湊斗くんも、奈々ちゃんも、ものわかりが良すぎます。むしろ、湊斗くんと別れてからの方が、メインのストーリーのような気がするので、湊斗くんと紬ちゃんがつきあっていたという設定自体、必要なかったのかもしれないという気もします。 

湊斗くんは、想くんとの再会後、まだ、何も起きる前から、すぐに身を引いてしまいますし、何でだろうと思います。

今どきの男の子って、こういうところあるのかもしれないですね。初めから勝負がついているのだから、(湊斗くんはそう思ったようだ)そこにしがみつくのはカッコ悪いなとか。

もしくは、湊斗くんは、想くんのことが紬ちゃん以上に本当に好きなのかもしれない。だから、二人に幸せになってもらいたい気持ちが強く、自分はいいんだという気持ちなのか。そこははっきり分かりません。

湊斗くんと紬ちゃんは、お互い両想いだったし、高校生時代の紬ちゃんと想くんのつきあいから、8年もたっていることを考えると、この湊斗くんの諦めの良さは、もう少し説明が欲しいところではあります。

でも、二人の別れは、このドラマとしては、あまり重要ではないので、こういうあっさりとした描き方なのかもしれません。

もう一つのストーリーとして、手話教室の春尾先生と奈々ちゃんの恋愛エピソードがありました。こちらの話しの方が、リアリティを感じました。奈々ちゃんが、可愛いと思います。思ったことを率直に表現するタイプで、リアルにいそうな人物描写だと思います。

ストーリーの感想からは、少し離れますが、耳が途中で聴こえなくなる、中途失聴って、気持ちを伝えあう以前のこととして、生活するのに物凄く不便だし、怖いだろうなぁと思います。

耳からの情報って多いと思うのですね。ドラマの中では、道を歩くシーン、踏切などもありましたが、想くん、車に轢かれたり、鳴っている警報器に気がつかずに踏切に入ってしまわないか心配になりました。

車の音、人の足音、踏切の警報器の音とか、そういうものが、いっさい聞こえなくなるのって、外を歩くの怖いと感じます。しかも、第三者が見た時に、耳の聴こえない人だということが、分かって貰えないことが、尚更大変な気がするのです。

そして、ドラマの中でも、声を出して話せるはずなのに、それが出来ないという、想くんの気持ちが分かる気がしました。

通常自分の声が聞こえるから、話しているって分かるわけです。でも、耳が聴こえなかったら、話すことはできても、自分でその声や内容を確認できないのだから、それは怖いし、話せないと思います。

でも、想くん、湊斗くんには、「湊斗」って声を出して、話しかけていましたね。

紬ちゃんにも、声を聴かせてくれるシーンが出てくるかもしれないと思ったけど、それはなかったですね。

登場人物が、すべていい人ばかりという点が、リアリティがない気もしますが、でも、良いドラマだと思いました。話題になっていたとういことも、納得しました。

内容はかなり違いますが、一時期日本で大ブレイクした「冬のソナタ」も、再度観てみたいとも感じました。