はるのゆめ

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鬼滅の刃「無限列車編」について

鬼滅の刃」を最初に観たのは、「無限列車編」でした。その映画を最初に観た時には、そこに至るまでの、アニメも観ていなかったし、マンガもまだ読んでいなかったです。

とても、大まかなストーリーは知っていました。鬼に家族を殺された少年が鬼にされた妹を人間に戻すために、鬼殺隊に入り、鬼狩りをするという内容であることは、分かっていました。

この映画を観た時に、知らなかったのは、「十二鬼月」という言葉、「上弦の鬼」「下弦の鬼」という言葉は知らなかったし、「柱」という存在も、詳しくは分かっていなかったかもしれません。

今はアニメを全部観て、マンガも最終巻まで読みました。そして、「無限列車編」が描かれたところを、最初の映画化として、選んだ人はすごいなと思うのです。

そこまでが、アニメ化されていたので、たまたまなのでしょうか。そこは分かりませんが。

でも、前後の内容をきちんと分かっていなくても、映画を観ただけで、理解し、感動を与えることができるところを、きちんと映画化しているということが、すごいなと思うのです。

例えば、竈門炭治郎、嘴平伊之助、我妻善逸の夢の描写、無意識領域が、描かれていて、彼らの性格や、そこに至るエピソードを理解することが可能です。

煉獄杏寿郎についても同様です。父とのやり取り、弟とのやり取り、そして、母とのやり取り、どれも杏寿郎の人間性を理解するのに、欠かせない場面です。

そして、やはりこの映画の主人公は煉獄杏寿郎だと思います。上弦の鬼、猗窩座との言葉のやり取り、そして、戦いの姿は、胸に迫ります。

無限列車の中での戦いは、どちらかというと、炭治郎と伊之助が戦いのメインでした。そして、後半として、煉獄杏寿郎と猗窩座の戦いが、描かれています。

そして、「鬼滅の刃」は、悪と善という、単純な構図ではなく、鬼になってしまった、その人の心の内、そして、その背景がきちんと描かれているところが、作品として深いと思うのです。 

4月からは、「刀鍛冶の里編」がアニメ化されるという情報もあり、楽しみにしています。