はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

後味のよくないこと

言わなくても良かったのに、言ってしまうことがたまにあります。

余計なことを言ったと思い、後悔することがあります。

一度言葉に出してしまうと、取り返しのつかないことが多いですね。

特に、人間関係は難しいです。

自分の主観で、相手を推しはかることは避けなければいけないですね。

そして、自分では、その気がないのに、気がつかないうちに人を傷つけてしまっていることもあるのかもしれません。

友人と先日会って話した時に、そんな話しをしました。

ある男性がいて仮に田中さんとします。そして、私の友人は葉子さんとします。そして、田中さんと一緒の担当で働いている緑さんがいて、私がいます。

葉子さん、緑さん、そして、私は同じように有期雇用で、雇用が不安定で、試験で精査される同じような立場です。

そして、田中さんは男性で、正規職員です。私の友人葉子さんだけ、異動になり、別の職場で働いています。

そして、たまたま、私の職場に用事があって、葉子さんが来た時に、もともと、田中さんと葉子さんは、面識があるのですが、正規職員の田中さんが、葉子さんに「今度ここを試験受けなよ」と言ったのです。どこを希望するのも、試験を受けるのも自由なシステムです。

その言葉に、現在そこの担当で働いている緑さんは、自分を否定されたように感じたのか、「えー!⁈」って反応したのです。そして、それを聞いていた私を含め周囲の人は、ちょっとその言葉はないよなと、言葉に出して何か言ったわけではありませんが、緑さんに同情したのです。

もちろん「試験受けなよ」って言葉は、言った田中さんからすると、それほど深い意味はないということは、言葉の感じから分かりましたし、ただの社交辞令のような言葉だったとは思います。

でも、それを言われた緑さんも傷つき、そして、葉子さんも辛かったそうです。

私は葉子さんが傷ついていることは、分からずに、葉子さんに対して「あれは配慮の足りない言葉だったと思う」とあとで言って、田中さんの言葉を少し非難しました。

でも、葉子さんは自分も傷ついているため、その私の言葉を緑さんをかばい、自分を責めている言葉のように感じたらしいのです。

私は、葉子さんのことを非難したつもりは少しもなかったのです。 

誰が悪いわけでもないし、強いて言えば、やっぱり田中さんの言葉が、少し無神経だったなとは思うのですが、それでも、悪意があったわけではないのです。

こういう、雇用形態、試験で精査され、中の人同士の争いになってしまう制度の問題点があるのかもしれないと感じてしまいます。

正規と非正規とで、給与の格差があるのはある程度、仕方ないことだとは思います。仕事の質の違いや、何かあった時に責任を問われるか否か、立場が違う訳ですから。

でも、非正規雇用だとしても、希望すれば、安心して働き続けられるような社会になって欲しいと願います。