はるのゆめ

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アンドレ愛の告白

前回、フェルゼンとの別れのことを書きましたが、その直後、アンドレから、かなり激しい愛の告白を受けることになるオスカル。

愛の告白なんて生やさしいものではなかったです。無理矢理キスをされ、ベッドに押し倒され、ブラウスを破かれてしまいます。何でこんなことするのって?オスカルでなくても思います。

ここでは、フェルゼンと何かあったのかということが、引き金になっています。

フェルゼンと何かあった、感の鋭いアンドレは、オスカルの様子から、別れがあったことに気がついたと思います。

そのあと、なぜ、こういう展開になっていったのか、完全には理解できないです。

ほかの方の書いたブログには、アンドレの焦り。ほかの男にオスカルを奪われるかもしれないという、恐れから、このような行動に出たという、意見もありました。

確かに、このあとの心中未遂事件も、同じような理由から、アンドレは、オスカルの命を奪おうとしていますね。

ほかの男の手にわたすくらいなら、
だんなさまにでも射殺されてしまったほうがましだと言ってますね。

オスカルは、まだ、フェルゼンと別れたばかりだし、ほかの男の手にわたすことは、少なくとも今はないでしようと、ツッコミたくなりますが、だけど、フェルゼンと別れた今、その可能性が浮かび上がったということなのでしょうか。アンドレどうして⁈

私はアンドレこんな気持ちだったのかなと推測しました。

おれの気持ちにも気がついて欲しい、おれもずっと、おまえのことだけを見つめてきたんだ。ほかの男を想って泣いて欲しくない。ほかの男のものになって欲しくない。

だから、だから、のあとアンドレ何を言おうとしたのでしょう。
愛しているを連発するアンドレ

オスカルは失恋したばかり。自分の心の傷をアンドレに慰めてもらいたかっただけなのに、オスカルは青ざめ、ショックを受け、涙を流します。

でも、このタイミングでのアンドレの愛の告白は、今まで、当たり前に自分の側にいてくれたアンドレを再認識する機会となったことは間違いないです。

あまりにも身近にいたために、自分の片割れであり、分身のような存在のアンドレのことを男性として考えたことはなかったから、オスカルは衝撃を受けたに違いないです。

フェルゼンの言葉を借りれば、金モールの軍服にかおる肌をつつみ、氷の花のように、男性のまなざしを拒んできた、少女のままの心の純粋なオスカルにとって、女としての自分に恋焦がれ、求められる経験は初めてのことですね。

少女の心のまま、男として生きてきた、オスカルの心は、このことがきっかけとなり、少しずつ、女として花開いていきますが、それはもう少しあとの話しとなります

オスカルは、こんなことがあっても、アンドレを側に置いています。

オスカルは、アンドレに、わたしひとりではなにもできないと言って感謝しています。アンドレの辛い恋心を理解しつつ、この一言が二人の信頼関係がかいま見えて、素敵です。