アンドレがオスカルに愛の告白をするところで、アンドレが言ったことば。
激情からか、嫉妬にかられてなのか、焦りなのか、いろいろな気持ちから、オスカルに、自分の気持ちを吐露し、そのあと、ブラウスを破いてしまったあとのシーン、大好きです。
オスカルが「それで・・どうしようというのだ アンドレ・・」と言ったあとの、数カット。
「すまなかった、もうこんなことは二度としない、神にかけてちかう」
とアンドレが言ったあとの、オスカルの横顔のシーン、目に涙を溜めてますが、アンドレもういいよっていう表情です。
例えば、子供の頃、喧嘩して、アンドレがオスカルを泣かせてしまい、ごめんねって言った時に、こんな表情したかもしれないっていう、信頼している人にしか見せない表情です。
そして、極めつけが、次のシーンです。「だけど・・ああ愛している 死んでしまいそうだよ」って言うアンドレの表情、オスカルの手をとり、唇を寄せ、震えながら涙を流します。
オスカルも、アンドレと言って、涙を流していますが、その表情の優しさ、かわいさに心がきゅんとなります。
そして、部屋を出て行こうとして、思わず目の前が真っ暗になり、うっとなるアンドレに、どうかしたのかと、心配そうに身を起こしてたずねるオスカルは、いつものオスカルに戻っています。
この数カットをみるだけで、オスカルのアンドレに対する気持ちが、よく分かります。アンドレのことを本当に大切に想っているのだと。
二人のそれまでの絆を感じさせるシーンです。