12月11日放送の「鎌倉殿の13人」第47回「ある朝敵、ある演説」今まで観てきたなかで、最も感動した回でした。
今年の大河ドラマは面白いと周囲に話してきました。そして、このブログでも、何回か記事にしています。
この時代の歴史は、詳しくはありません。高校の日本史の授業で学んだのかもしれませんが、殆ど史実は覚えていません。
そして、それほど有名でもない北条義時という人物が、主役だった今年の大河ドラマ、最初はそれほど期待していた訳ではありません。
しかし、回を追うごとに面白くなり、毎週観るのが楽しみになりました。
史実はよく分からないのですが、あえて、物語の先を知りたくないので、調べたりせずに、毎週毎週の日曜日の夜8時を楽しみに一年が過ぎました。
今回は、北条義時追討の院宣が出され、鎌倉を守るために、自分の首を差しだすという北条義時の姿が描かれました。
今まで鎌倉のためと言いながら、有力御家人や、北条氏にとって邪魔になった多くの人を、その手にかけてきた北条義時です。
これしか方法がないという言葉、そして、面白き人生でございましたという言葉、小栗旬さんの抑えた演技の中にも、義時の想いが感じられる回でした。
そして、そんな弟の命を守ろうとする、北条政子の想い、日頃は父と対立しながらも父を想う北条泰時の想い、すべて良かったです。
そして、圧巻だったのは、北条政子の演説シーンの小池栄子さん、素晴らしかったです。
演技ではなく、北条政子そのものでした。本当にこんな素晴らしいドラマを書いてくださった三谷幸喜さん、そして、演じられた役者の皆さん、そして、スタッフの方々、本当に素晴らしいドラマをありがとうございました。
次回はいよいよ最終回、多分暫くは「鎌倉殿の13人」ロスに陥ると思います。あと一回、最終回もしっかり観たいと思います。