はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

カタリーナの愛

カタリーナは、イザークレーゲンスブルク時代のピアノの教え子です。イザークを想い続ける女性です。そして、生活に困窮するイザークとフリデリーケを、助けるため、結婚することを申し出ますが、イザークは断ります。

カタリーナはとても愛情深く、優しい女性です。そして、芯が強く聡明さも兼ね備えた女性です。

欠点らしい欠点が全く思い浮かばないカタリーナですが、イザークは、ユリウスに想いを寄せていました。カタリーナの気持ちには応えられなかったのです。

そして、人が人を好きになるのは、きわだってよい人柄のゆえに、必ずしも好きになるとは限らないと言っています。そのイザークの言葉は真理だと思います。

私はイザークに一番ふさわしい女性だとずっと思っていましたが、イザークがカタリーナを選ぶことはありませんでした。

イザークがロベルタとの結婚を決めた時の、カタリーナの想いが描かれているところが、とても心に残りました。

カタリーナは、イザークとの出会い、そして、イザークを思い続けられることを神様に感謝しています。

そして、ロベルタの命さえも犠牲にするような、激しい恋心を理解しました。そして、その深い思いに、イザークが応えたことを心から嬉しく思い、二人の結婚が、神に祝福されるように祈っていました。