はるのゆめ

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御殿飾りのお雛様

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私の昭和時代の、実家のお雛様は、この写真のような感じでした。

この写真はネットで探しました。

段飾りなのですが、段の上のほうに、宮中の御殿のようなものがあって、その中に、お雛様が飾ってありました。

そして、この写真と同じように、下の方には、大きな日本人形が飾られていました。

子供心に、細かいパーツを組み立てて、建物を作っている母のそばで、ワクワクしながら見ていたのを覚えています。

こういうお雛様は子供の頃に見ただけで、その後見たことがありません。私の娘たちの頃は、親王飾りが一般的でした。

調べてみたら、御殿飾り(ごてんかざり)というものらしいです。

そして、その歴史も少し調べてみました。

平安時代における、京都の寝殿を模した雛飾りで、江戸時代後期から昭和時代にかけて造られた。

明治、大正時代頃に京都を中心とした関西地方で、多く取り入れられていたが、戦争を機に一時姿を消していた。

昭和中期頃復活し、西日本において、人気を集めていたが、昭和30年代後半になると、殆ど見られなくなった。現在では、御殿飾りを販売しているメーカーは、殆どない」という説明がありました。

私ではなく、4歳年上の姉の初節句で祖母が買ってくれたお雛様だと思うのですが、私の実家は関東地方です。

この説明だと関西地方に多かったようですが、関東でも売っていたのでしょうか。ドールハウスみたいで、素敵です。

もう処分していて無いと思いますが、子供の頃の写真を探したら、もしかして、写っているかもしれません。

話しは変わりますが、お雛様の写真を見ていたら、山岸凉子先生の作品にお雛様が出てくるマンガがあったことを思い出しました。確か「ひいなの埋葬」でしたね。

山岸凉子先生の絵柄もお話しも、とても好きです。昔サイン会に行ったことがありますが、山岸凉子先生は、作品のイメージ通りの、楚々とした美しい方だったと記憶しています。