はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

登場人物の生き様、死に様

私はNHK大河ドラマのファンです。毎年観ていますが、今年の「鎌倉殿の13人」本当に面白く、毎週楽しみに観ています。

ドラマの前後半通じて、ともかく人が死んでいきます。なかなか、大河ドラマで、これだけダークな主人公も記憶にないのですが、面白いです。

それはさておき、池田理代子先生描く、「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」大半の登場人物は、みな亡くなり、死に様が描かれています。

オルフェウスの窓はすごい人数になってしまい、今回は全部は書けませんので、ベルサイユのばらから。

エピソード編も合わせると、かなりの人の死に様を把握できたのではないでしょうか。人は人の死に様にも心を寄せます。何となくその人の生き様をも反映している気持ちにもなります。

でも、なぜこんな死に方をするのかと思ってしまうこともあるし、そこは一概には言えません。

オスカルとアンドレの死に様も壮絶です。当時連載で読んでいた人たちは、相当なショックを受けたのではないでしょうか。二人とも、戦闘で銃弾に撃たれて亡くなっています。

マリー・アントワネットルイ16世ロベスピエールサンジュストは断頭台で処刑されています。作品の中では、ロベスピエールサンジュストの死はまだ描かれてはいませんが。

フェルゼンの死に様もすごいです。大勢の民衆たちに襲われて殴られたりして、亡くなっています。

ベルナールとアランは、ナポレオン暗殺事件(架空)を企て、銃で蜂の巣のように撃たれて亡くなっています。

そして、多分、病死とか老衰など、ベッドの上での死を迎えたのは、ルイ・ジョゼフ殿下、ロザリー、ばあや、ジャルジェ夫人ではないかと思います。

アランの妹ディアンヌの死に方も壮絶です。首吊り自殺をし、死体が腐乱し、白骨化しています。この描写も衝撃的です。

そして、死に様を描かれていないのが、ジャルジェ将軍、ソフィアです。そして、エピソード編では、ポーの一族になってしまったジェローデルがいます笑

特にそれで何か結論がある話しではありませんが。でも、作者、読者ともに想い入れのある登場人物の、死に様を描くのは、作者の力量が問われるところのような気がします。