今回は、池田理代子先生の「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」の登場人物の髪の色について記事にします。
オスカルはブロンドの髪です。アランの妹ディアンヌが、死の前日まで憧れ、ほめていたとかかれています。
そして、アンドレも、ブロンドの髪ひるがえしとオスカルを想います。豪華な黄金の髪と表現されています。
マリー・アントワネットもブロンドです。ヴァレンヌ逃亡事件の5日間の逃避行の恐怖で、美しい金髪が白髪になってしまうことが、描かれています。一晩ではならないかもしれませんが、実際にストレス状態が続くと、白髪になることがあるとの、記述を見つけました。
そして、ジャルジェ将軍と夫人も、エピソード編で美しい金髪であることが描かれています。ロザリー、ポリニャック夫人も金髪です。「オルフェウスの窓」のユリウスとレナーテ夫人も美しい金髪です。
黒髪の女性は、ロザリーの姉ジャンヌ、ディアンヌ、そして、「オルフェウスの窓」には、黒髪の美しい女性たちが登場します。
アルラウネ、マリア・バルバラお姉さま、ヴェーラ、ゲルトルート、ガリーナなどがすぐに思い浮かびます。
マリア・バルバラお姉さまは、作品中、美しいという表現はされてはいないのですが、美しさと、知性と優しさを兼ね備えた女性だと思います。
黒髪の男性は、どちらの作品も素敵な男性が多いです。アンドレ、アラン、ベルナール、そして、「オルフェウスの窓」では、ドミートリィ、レオニード、ミハイル、イザークが黒髪です。
そして、金髪でも、黒髪でもないのが、アレクセイ(クラウス)です。アレクセイは亜麻色の髪とかかれています。
アレクセイの髪色をおばあさまが、このミハイロフ家の血統にはない色と、最初に出会った時に言っています。おばあさまとドミートリィは黒髪なので、ミハイロフ家は黒髪の血統なのでしょう。
亜麻色の髪は、和名では黄色がかった淡い茶色、西洋では明るめの金髪、灰色も少し入ったようなグレージュのことを、亜麻色ということもあるようです。
アレクセイはどちらでしょうか。池田理代子先生が描いた、アレクセイの絵をみると、淡い茶色のような色で描かれています。