はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

ベルサイユのばら

アンドレ・グランディエの妻に(再び)

「ベルサイユのばら」のパリ出動前夜の場面がとても好きで、何回も読み返しています。以前にもこの場面から、記事を作っています。少し違う切り口の記事や、今回の記事を補足する内容もありますので貼り付けます。興味がありましたら、お読みください。 lapa…

ルイ16世の言葉

2016年初版の新書版です。池田理代子先生が書いています。 歴史上の人物を理解する時に、池田理代子先生が、もっとも大切にしている言葉が、前書きで紹介されています。実際にルイ16世が残した言葉で、「ベルサイユのばら」の中でも描かれています。 「安全…

生涯最高の友

「ベルサイユのばら」はオスカルとアンドレの死後は、10週でマリー・アントワネットの死までが描かれています。 その10週の中では、フェルゼンが思い出すオスカルの姿、そして、マリー・アントワネットが死の直前に思い出すオスカルの姿が描かれました。 ど…

ベルばら手帖購入

「マンガの金字塔をオトナ読み」とあり、面白いかなぁと思い買ったのですが、あまり読み進めていません。斜め読みのような感じです。表現が独特なので、好みが分かれるところかもしれません。 例えば、ジェローデルはこんなふうに書いてあります。 「"男の軍…

アンドレとオスカル

久しぶりに、大好きな「ベルサイユのばら」の記事を書きます。 これ以上ないくらい、お似合いのアンドレとオスカル 物語の後半、オスカルは、アンドレが今までも、ずっと大事な存在だったこと、そして、これからも大事な存在であることを段々と自覚していき…

ベルサイユのばら展の写真

2022年の楽しい思い出は「ベルサイユのばら展」です。今年も残り1日なので、その時の写真を載せますね。

クリスマスですね

クリスマスおめでとうございます。 わたしは、プロテスタント教会の信者で、クリスチャンです。クリスマスイブは、夕方からイブ礼拝というものがあるので、教会に行きました。そして、今日のクリスマスも、日曜日なので教会に行き、クリスマスをお祝いします…

レオニード・ユスーポフ侯

「オルフェウスの窓」の3部に登場し、圧倒的な存在感で、アレクセイと共に人気のある登場人物だと思います。 最初はあまり好感が持てなかったです。冷たく感じられ、ユリウスの手を靴で踏みつけたりするところとか、嫌だなと思っていました。 でも、頭脳明…

今年新たに始めたこと

今週のお題「ビフォーアフター」 今年新たに始めたことは、このはてなブログです。9月9日が最初の記事の投稿でした。 ブログを始めたきっかけは、久しぶりに池田理代子先生の「ベルサイユのばら」を読んだことです。 久しぶりに読んだ「ベルサイユのばら」…

マリア・テレジアの不安

娘の幸せを願うことは、いつの時代のどんな場所であっても、変わらない母の想いだと思います。 私にも20代の娘がいます。娘の幸せをいつも願っています。でも、心配もあります。そして、私自身が20代だった時も、まだ先行きが不透明で不安も多い年代だっ…

オスカルの魅力

男装の麗人であり、美しさと凛々しさを併せ持つオスカルというキャラクター 作中でも、物語前半、女性に憧れにも近い、思慕のような気持ちを持たれる場面が描かれています。シャルロット、ロザリーが、オスカルに恋心を抱きます。 その気持ちは、私にも理解…

エピソード7 オスカル編

エピソード編の中で、一番本編との違いを感じたのは、エピソード7のオスカル編です。私はこの作品を読んでいて辛い気持ちになりました。 この物語は、ジャルジェ家の跡取りとして、軍人として生きようとしているオスカルの心の底には、「望んでいることをす…

エピソード編に思うこと

池田理代子先生が「ベルサイユのばら」連載終了後40年もたって、これらのエピソード編を描いてくださったということに対しては、長年のファンとしては素直にありがたいと思います。 でも、実は私は、このエピソード編にそれほど、心がひかれないのです。(…

歴史の物語 ベルばら

池田理代子先生の描く「ベルサイユのばら」作者へのインタビューで、ベルばらは「愛の物語」と言われるんですが、わたしはあくまで「歴史の物語」だと思っていますという言葉が載っていました。 今回は、歴史の物語としての「ベルサイユのばら」について考え…

オスカルの部下たち

オスカルは、近衛隊とフランス衛兵隊のどちらの隊でも隊長をしていました。どんな部下がいたのでしょうか。 近衛隊時代の部下といえば、最も印象的なのは、ジェローデル少佐、オスカルの副官でした。そして、最初からオスカルを女性として見ていました。のち…

アランの剣の腕前

フランス衛兵隊に赴任するオスカル、予想はしていたものの、想像以上に隊士たちの反発は強く、ついに、罷免を要求されることになります。 オスカルが女だからということが理由です。女は軍隊から出ていけと言う隊士たちに、オスカルは、実力でわたしに敵うも…

フェルゼンの心

先日、記事にしたオスカルとフェルゼンの別れのシーンについて、少しつけ加えたいと思います。 「もしも、はじめてあったとき、おまえが女性だとわかっていたら、あるいは、ふたりのあいだは、もっとちがったものになっていたかもしれない」 とフェルゼンは…

商談成立だ!

黒い騎士との出会いから、オスカルの価値観は180度転換しました。ベルナールの貴族社会を厳しく批判した言葉を聞き、心の中では革命が起こったかもしれません。 でも、黒い騎士もオスカルとの出会いから、生き方を変えられたのです。貴族から奪われたもの…

ベルナール・シャトレとの出会い

オスカルとベルナール・シャトレの出会いは、オスカルが近衛士官時代、戦地に赴いたフェルゼンを心配して、酒場で大暴れしたことがありましたが、その時にロベスピエールとともに現れ、オスカルに対し、近衛士官だと、王妃のイヌかと言っています。 でも、そ…

オスカルの失恋

フェルゼンに別れを告げられるシーン、改めて読み返すと辛い場面だなと思います。 オスカルは、ずっと好きだったフェルゼンに自分の気持ちを告白する気持ちはなかったのです。フェルゼンの気持ちが、王妃さまにしか向いていないことを、そば近くでずっと見て…

オスカルのドレス姿

オスカルはフェルゼンに対して、想いを打ち明けることさえ出来ない、苦しい恋をしていたことを前回記事にしました。 その気持ちを諦めるために、生涯ただ一度だけのドレス姿で、フェルゼンの前に現れます。この時のドレスは、オダリスク(トルコ後宮)風のドレ…

オスカルの初めての恋

「ベルサイユのばら」の前半、オスカルはフェルゼンに対して、恋心をいだきます。でも、マリー・アントワネットとフェルゼンの恋ほど、その始まりは、はっきりと描かれてはいません。オスカルはいつからフェルゼンに恋をしたのでしょうか。 原作を読んでいく…

フェルゼン伯爵

「ベルサイユのばら」の主要登場人物の一人であるフェルゼン伯爵、マリー・アントワネットと同じく、歴史上実在した人物です。 フェルゼン伯爵の生涯は、「ベルサイユのばら」に描かれている通り、殆ど史実に沿っています。 ただ、仮装舞踏会でのマリー・ア…

今年で50周年

2022年も残すところ、あとひと月半です。今年は「ベルサイユのばら」が連載50周年を迎え、「ベルサイユのばら展」にも行くことが出来ました。 そして、先日、テレビを見ていたら、歌手の松任谷由実さんも、デビュー50周年だそうです。 私の10代から2…

フランスばんざい

バスティーユ襲撃で、33歳の若さで逝ったオスカル 亡くなる直前にオスカルが、ロザリーに語った言葉は、池田理代子先生の読者へのメッセージです。 「神の愛に報いる術ももたないほど、小さな存在ではあるけれど、自己の真実のみに従い、一瞬たりとも悔い…

髪の色について

今回は、池田理代子先生の「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」の登場人物の髪の色について記事にします。 オスカルはブロンドの髪です。アランの妹ディアンヌが、死の前日まで憧れ、ほめていたとかかれています。 そして、アンドレも、ブロンドの髪…

オスカルの死の描かれ方

50年前に連載されていた「ベルサイユのばら」の、オスカルとアンドレが亡くなる場面は、その当時連載で読んでいる読者に、かなり配慮して、死を描いたのではないかと思います。 それは、エピソード編に描かれていた、印象の全く違うオスカルの死に方を見た…

アランの悲しみ

バスティーユ襲撃では、オスカルが銃撃戦のすえ、銃弾をその身に浴びます。 指揮官として、先頭で指揮をとっていたオスカルは、銃で狙われ2発被弾しています。 そして、3発めは、オスカルを庇ったアランの腕にあたっています。 アランは、オスカルを腕に抱い…

アンドレ行くぞ

アンドレが亡くなり、翌14日、バスティーユ牢獄に向かおうとしているオスカル、オスカルの表情は、いつもと変わりなく凛々しい表情です。 そして、いつものように、「アンドレ行くぞ、用意はいいか」と声をかけます。 アランと隊士たち、そして、その言葉…

7月13日の夜は

アンドレが亡くなり、7月14日の朝を迎えるまで、オスカルはどのように過ごしていたのでしょうか。原作には描かれていない場面です。 フランス王家を裏切り、王家の軍隊であるドイツ人騎兵と戦闘になったフランス衛兵隊ですが、逮捕されたり、捕縛されたりと…