はるのゆめ

ベルサイユのばらが大好きです

2022-01-01から1年間の記事一覧

レコードプレーヤー買いました

今週のお題「買ってよかった2022」 昭和49年に建てられた実家が、とうとう今年建て替えられました。 それで、建て替えにあたり、実家の片づけをしたら、昔の古いLP盤が結構出てきて、捨てるかどうか迷ったのですが、レコードが最近また、見直されているとい…

オスカルの魅力

男装の麗人であり、美しさと凛々しさを併せ持つオスカルというキャラクター 作中でも、物語前半、女性に憧れにも近い、思慕のような気持ちを持たれる場面が描かれています。シャルロット、ロザリーが、オスカルに恋心を抱きます。 その気持ちは、私にも理解…

三原順さん、はみだしっ子

この作品を急に思いだしました。 読んだのが、10代の前半で、小学生か中学生ぐらいでした。ストーリーが分からなかったわけではないのですが、作者の伝えたかったメッセージを理解できたのかどうか、その年代には、難解な作品でした。 でも、大人になった…

マンガのネームをみて

傑作の予感がする、山本鈴美香先生の「七つの黄金郷(エルドラド)」 でも、多分このまま未完の可能性がとても高いです。 物語全体からすると、すでに描かれた部分も、多分まだ序盤のような印象です。主要登場人物は出揃いましたが、エルドラドの謎解きとか、…

ユリウスの幸せ

「オルフェウスの窓」の主人公の一人であるユリウス、幸せになって欲しいと、ずっと願ってきた登場人物です。 決して、幸せな最期は描かれていませんが、でも、ユリウスは本当に幸せではなかったのでしょうか。幸せな時もあったのではないかと思い、今回はそ…

イザークの妻、ロベルタ

連載当時「オルフェウスの窓」を読んだ時には、登場人物のロベルタがあまり好きではなかったです。 そもそも、生活のために、イザークが酒場のピアノ弾きをすることが嫌でした。ユリウスが心配していたように、イザークはタッチが荒れて、本来持っていたピア…

高校時代の出会い

今週のお題「人生変わった瞬間」 私の人生の分岐点は、夫と出会い、結婚することになったことです。 夫と知り合ったのは26歳の時です。でも、その夫との出会いのきっかけを作ってくれたのは、高校時代の友人です。彼女と出会っていなかったら、夫と出会う…

「皇帝」とフグ料理

先日、楽しみにしていたベートーヴェンの「皇帝」と「運命」が演奏されるコンサートに行ってきました。 ベートーヴェンの「皇帝」は「オルフェウスの窓」の作品中、イザークによる演奏が2回描かれています。どちらも、物語の中で重要かつ感動的なシーンでし…

エピソード7 オスカル編

エピソード編の中で、一番本編との違いを感じたのは、エピソード7のオスカル編です。私はこの作品を読んでいて辛い気持ちになりました。 この物語は、ジャルジェ家の跡取りとして、軍人として生きようとしているオスカルの心の底には、「望んでいることをす…

エピソード編に思うこと

池田理代子先生が「ベルサイユのばら」連載終了後40年もたって、これらのエピソード編を描いてくださったということに対しては、長年のファンとしては素直にありがたいと思います。 でも、実は私は、このエピソード編にそれほど、心がひかれないのです。(…

歴史の物語 ベルばら

池田理代子先生の描く「ベルサイユのばら」作者へのインタビューで、ベルばらは「愛の物語」と言われるんですが、わたしはあくまで「歴史の物語」だと思っていますという言葉が載っていました。 今回は、歴史の物語としての「ベルサイユのばら」について考え…

オスカルの部下たち

オスカルは、近衛隊とフランス衛兵隊のどちらの隊でも隊長をしていました。どんな部下がいたのでしょうか。 近衛隊時代の部下といえば、最も印象的なのは、ジェローデル少佐、オスカルの副官でした。そして、最初からオスカルを女性として見ていました。のち…

寒がりのわたし

今週のお題「防寒」 わたしは寒がりです。そして夏は暑がりです。 でも、年々夏の暑さの方がこたえるようになりました。夏の暑さの方が対策をとりにくいことも、理由の一つかもしれませんね。 冬の寒さは、首都圏に住んでますので、雪はそれほど降りませんが…

アランの剣の腕前

フランス衛兵隊に赴任するオスカル、予想はしていたものの、想像以上に隊士たちの反発は強く、ついに、罷免を要求されることになります。 オスカルが女だからということが理由です。女は軍隊から出ていけと言う隊士たちに、オスカルは、実力でわたしに敵うも…

フェルゼンの心

先日、記事にしたオスカルとフェルゼンの別れのシーンについて、少しつけ加えたいと思います。 「もしも、はじめてあったとき、おまえが女性だとわかっていたら、あるいは、ふたりのあいだは、もっとちがったものになっていたかもしれない」 とフェルゼンは…

商談成立だ!

黒い騎士との出会いから、オスカルの価値観は180度転換しました。ベルナールの貴族社会を厳しく批判した言葉を聞き、心の中では革命が起こったかもしれません。 でも、黒い騎士もオスカルとの出会いから、生き方を変えられたのです。貴族から奪われたもの…

記事の投稿について

私のブログは「ベルサイユのばら」関連の記事が、多くなっています。投稿順にもし読んでいただいている方がいましたら、原作の時系列になっていないので、読みづらく感じることもあるかもしれませんが、申し訳ありません。思いつくまま記事にしていますので…

ベルナール・シャトレとの出会い

オスカルとベルナール・シャトレの出会いは、オスカルが近衛士官時代、戦地に赴いたフェルゼンを心配して、酒場で大暴れしたことがありましたが、その時にロベスピエールとともに現れ、オスカルに対し、近衛士官だと、王妃のイヌかと言っています。 でも、そ…

オスカルの失恋

フェルゼンに別れを告げられるシーン、改めて読み返すと辛い場面だなと思います。 オスカルは、ずっと好きだったフェルゼンに自分の気持ちを告白する気持ちはなかったのです。フェルゼンの気持ちが、王妃さまにしか向いていないことを、そば近くでずっと見て…

オスカルのドレス姿

オスカルはフェルゼンに対して、想いを打ち明けることさえ出来ない、苦しい恋をしていたことを前回記事にしました。 その気持ちを諦めるために、生涯ただ一度だけのドレス姿で、フェルゼンの前に現れます。この時のドレスは、オダリスク(トルコ後宮)風のドレ…

オスカルの初めての恋

「ベルサイユのばら」の前半、オスカルはフェルゼンに対して、恋心をいだきます。でも、マリー・アントワネットとフェルゼンの恋ほど、その始まりは、はっきりと描かれてはいません。オスカルはいつからフェルゼンに恋をしたのでしょうか。 原作を読んでいく…

フェルゼン伯爵

「ベルサイユのばら」の主要登場人物の一人であるフェルゼン伯爵、マリー・アントワネットと同じく、歴史上実在した人物です。 フェルゼン伯爵の生涯は、「ベルサイユのばら」に描かれている通り、殆ど史実に沿っています。 ただ、仮装舞踏会でのマリー・ア…

今年で50周年

2022年も残すところ、あとひと月半です。今年は「ベルサイユのばら」が連載50周年を迎え、「ベルサイユのばら展」にも行くことが出来ました。 そして、先日、テレビを見ていたら、歌手の松任谷由実さんも、デビュー50周年だそうです。 私の10代から2…

不具合発生しました

はてなブログを始め、2ヶ月が過ぎました。昨日の朝、不具合が発生しました。 私はスマホで記事を作り、投稿することが多いのですが、アイコンを押すとすぐに表示される記事一覧から、ひと月分くらい記事が表示されなくなりました。 パソコンの記事管理でみる…

フランスばんざい

バスティーユ襲撃で、33歳の若さで逝ったオスカル 亡くなる直前にオスカルが、ロザリーに語った言葉は、池田理代子先生の読者へのメッセージです。 「神の愛に報いる術ももたないほど、小さな存在ではあるけれど、自己の真実のみに従い、一瞬たりとも悔い…

わたし剣道部でした

今週のお題「わたし○○部でした」 中学生の時、山本鈴美香先生の「エースをねらえ」が大人気でした。 わたしも、最初はテニス部に入りました。でも、女子の多い部活だし、そして人数も多いし、自分に向かないみたいだと思い、途中で辞めて、剣道部に入りまし…

髪の色について

今回は、池田理代子先生の「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」の登場人物の髪の色について記事にします。 オスカルはブロンドの髪です。アランの妹ディアンヌが、死の前日まで憧れ、ほめていたとかかれています。 そして、アンドレも、ブロンドの髪…

オスカルの死の描かれ方

50年前に連載されていた「ベルサイユのばら」の、オスカルとアンドレが亡くなる場面は、その当時連載で読んでいる読者に、かなり配慮して、死を描いたのではないかと思います。 それは、エピソード編に描かれていた、印象の全く違うオスカルの死に方を見た…

アランの悲しみ

バスティーユ襲撃では、オスカルが銃撃戦のすえ、銃弾をその身に浴びます。 指揮官として、先頭で指揮をとっていたオスカルは、銃で狙われ2発被弾しています。 そして、3発めは、オスカルを庇ったアランの腕にあたっています。 アランは、オスカルを腕に抱い…

アンドレ行くぞ

アンドレが亡くなり、翌14日、バスティーユ牢獄に向かおうとしているオスカル、オスカルの表情は、いつもと変わりなく凛々しい表情です。 そして、いつものように、「アンドレ行くぞ、用意はいいか」と声をかけます。 アランと隊士たち、そして、その言葉…